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もうすぐ夏です!浴衣の準備は大丈夫?

もうすぐ夏です!浴衣の準備は大丈夫?

かなり暑くなってきて、夏が近づいている感じがしますが、皆さん浴衣の準備は大丈夫でしょうか?
ここ数年、コロナ渦ということもあり、浴衣を楽しんでいない人が多いのではないかと思います。
せっかくのこの夏にタイミングを逃して浴衣を楽しめないなんてことがないように、浴衣の準備と基本についてご紹介しておきます。

まず何が必要?

浴衣を着るための基本アイテムを整理しておきます。

1.浴衣
2.帯
3.履物(下駄か草履)
4.浴衣スリップ
5.和装ブラジャー
6.帯板
7.腰紐類3〜4本(含む伊達締め )
8.補正用タオル
その他小物(必要に応じて)
9.足袋
10.帯締
11.帯留

浴衣の下着って?

浴衣を楽しむためには下着の準備も欠かせません。
浴衣スリップ(着物スリップ)は定番ですが、ステテコを使うのもありです。
 ステテコを使う時には、上は上半身用の肌着、または襟が繰ったカットソーやタンクトップで OK です。
しかし、 ブラジャーだけは和装用の方が着付けも楽で綺麗に仕上がります 

汗を結構かかれるのであれば、汗取り肌着とステテコを組み合わせるのもいいと思います。
着物風に着たいのであれば半衿付き長襦袢が便利です。

男性はステテコに着物専用肌着か、タンクトップ、 U 首の肌着でもいいと思います。
かつてはパンツ一丁で着たものですが、電車移動などがある時は男性もステテコを履いた方が安心です。

おすすめのおしゃれな帯は?

 帯の結び方を練習している暇もないというような時には、ファブリック帯が安心 です。
リボン結びができれば問題なく結べると思います。
前がクシュクシュっとしてかわいいタイプやクタッとした布タイプ、ハリのある折りタイプなど色々とあります。
ハリがあるタイプであればわりと適当な結び方でも形になりやすいです。

浴衣を着物としても着るのであれば、半幅帯の方が使い回しができます。
最近はリバーシブルも人気ですし、期間は必要になりますが両面の柄を選んで仕立ててくれるところもあります。

生地と仕立て

透ける生地は暑さを軽減できますが、平織の木綿は基本的には6月から9月ぐらいまでが着用可能です。

既製品の場合にはメーカーによってサイズが若干違う事があります。
そのあたりには気をつけた方がいいと思います。
お仕立てをする場合にはもちろんですが、できるだけデザインだけでなく寸法を優先しておかないと、 サイズが大きい場合には暑い夏に余った布を全て体に巻くことになってしまいますし、サイズが小さい場合には残念な着崩れを起こす可能性が高くなります 

最近のお仕立てはほとんどがミシンと手縫いを併用しています。
最近では海外縫製も大変技術が上がっていますが、まれに大きな柄が丁度お尻に張り付いているようなことがあるようです。
柄合わせに関しては文化の違いがネックになることもあります。

浴衣を着た後

浴衣を着た後のお手入れも大切です。

基本的に浴衣は自分で洗えます。
洗濯機では、畳んでネットに入れて中性洗剤を使い、普通のモードで5分から6分回して通常すすぎをします。
その際脱水は1分程度で短めにして下さい。
最後の脱水が終わったら陰干しをして、かなり湿り気が残っている状態でアイロンがけをします。

シワ加工がある生地の場合にはアイロンがけは NG です。
その場合には半乾きで一度畳んでバスタオルなどに包み数時間から半日程度しっかり重しをしておきます。
畳んだ時の凹凸が気になる場合には、そこにもタオルなどで埋めるようにしておきます。
最後にハンガーにかけて湿気を飛ばせば終了です。

以上、浴衣の基本について紹介させてもらいました。
ぜひこの夏は浴衣を楽しんでみてください。

染と織のくらやでは、浴衣についてのご相談についても対応させて頂いています。
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