20代・30代・40代―それぞれの魅力を引き出す着付けのポイント
洋服のファッションやメイクもそれぞれの年代ごとに合うスタイルがあるのと同様に、着物にもそれぞれの世代にマッチする着こなし方があります。
今回は、20代・30代・40代の年代別に、自然な美しさを引き出す着付けのポイントをまとめました。
◆20代
10代の子供っぽさからは抜けつつも華やかな振袖を着ることができたり、若く瑞々しい美しさを強調できる20代。
着物のカラーも可憐なピンクや鮮やかな色が似合う年代ですね。
着付けのポイントは、衿元をきっちり合わせて衣紋は抜き過ぎないこと。帯は胸高に締め、お太鼓も大きく高めに結いましょう。
帯揚げはふんわりと多めに出し、帯締めは帯幅の半分のところでまっすぐに締めるとフレッシュな印象になります。
◆30代
大人の女性としてのゆとりや品格、色気が出始める30代。
コンサバから現代風までいろんなコーディネートに挑戦して、自分の着こなしの幅を広げていくのも良いですね。
着付けのポイントは、衿元のV字は深めに、衣紋は抜き気味にします。帯は少し低めの位置、お太鼓も低めにふんわりと結んでみましょう。
帯揚げはあまり多く見せずにすっきりとしたラインを演出すると上品です。
◆40代
しっとりと落ち着いた雰囲気、そして艶やかな装いが似合う40代。
子供の入学式や卒業式など着物を着たくなるようなイベントも多くなる年代ですね。
着付けのポイントは、衿元のV字を深めにゆったり、衣紋は多めに抜くこと。
帯は少し低めでお太鼓も低く小さめに。帯揚げはほとんど見えないくらいでも良いです。
◆まとめ
着物の色や柄に年齢制限はないものの、それぞれの年代のよさが生きる着こなしや雰囲気というものは存在します。
着物の着方の工夫だけでなく、帯や小物類、草履やバッグによっても雰囲気が変わるので、自分の年代とともにTPOに合わせた着こなしを目指しましょう!
Written by あやぽん