着物と和のお役立ち情報

着物でより日常生活を彩ってほしいとの思いから、
「着物と和のお役立ち情報」と題して
情報を発信中。

着物姿を美しく写真に撮るポイント

◆素敵なあなたを演出しよう!

卒業式、成人式、結婚式などフォーマルなシーン以外にも、
せっかく着物を着たら記念の写真を撮りたくなるものですよね。

着物姿は美しさが3割増しとも言われますが、
ちょっとしたポイントを意識するとさらにきれいに写ることができます。

素敵に装った着姿は思い出に残るので、なるべく魅力的に写したいもの。
美しく撮られるポイントを確認しておきましょう!

◆撮影する場所について

写真スタジオや屋内で撮ることもあると思いますが、
桜咲く春、緑まぶしい夏、紅葉美しい秋は風景の中に溶け込むように撮影することも多いと思います。

直射日光のもとでは着物や顔に影が出たり、まぶしくて目を細めたりしがちなので要注意。
屋外で撮影する場合は直射日光を避け、建物や木の影に立つのがベターです。

もし近くに陰がない場合は、太陽を背に立つと顔に陰影ができずに肌が美しく見えます。

逆光の場合はレンズに光が当たると真っ暗になってしまうので、ストロボをたいて撮ってもらうか、撮る側が陰に入るなどレンズに光を当てないように工夫してもらいましょう。

◆ポーズについて

多くの人は左側から見た顔が美しく見えると言われています。
なのでカメラの真正面ではなく、身体をやや斜め前にして立つときれいに洗練されて見えるでしょう。

着物の柄も引き立つので、上前側(自分の左半身)をカメラ側に向けるのが良いです。

また、首筋が一直線になるようにスッと伸ばすと美しい立ち姿に見えます。
お腹に力を入れて後ろに少し引くようにすると自然と背筋が伸びますよ。

凛とした姿を意識してみましょう!

◆撮影前の最終確認

ポーズが決まったら、衿や帯の位置、襦袢が飛び出していないかなど着崩れを再確認しましょう。
鏡を見て、髪の乱れや化粧崩れもチェックすると安心ですね。

手の組み方は、カメラに近い方の手が下になるように軽く握ってみましょう。

もしバッグを持っている場合、左手に持つのが基本になります。バッグを持っていないほうの手は自然に下ろしましょう。

カメラに近い方の手や足の位置に気を配るのがポイントです。

◆まとめ

今回はあえて静的でフォーマルな撮られ方を紹介しましたが、写真の撮られ方は本来自由なもの。
歩いている姿など、動きのあるショットも元気ではつらつとした印象を与えられます。

ポーズや表情も、自分が一番魅力的に見える撮られ方を研究してみると良いですね。

何枚か写真を撮る場合、ポーズや表情で雰囲気を変えてみましょう。
歯を見せたまぶしい笑顔、口角だけを上げたクールな微笑み、あえて視線をそらして色気を出すなど、
モデルさんのように工夫してみると、新しい自分の魅力と出会えるかもしれませんね。

Written by あやぽん

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